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【きつい】残業月60時間会社員のリアルぎりぎり生活

「毎日残業でへとへと・・・今月は60時間残業か・・・」

働くうえである程度の残業は必要ですが、毎日長時間となるとつらいですね。

本記事では、会社員として残業月60時間を経験した筆者のリアルな生活とその影響を解説します。

 

筆者スペック

  • 医療系中小企業1~3年勤務
  • 提携している病院に行き現場で業務をする
  • パソコン作業と書類作業が主
  • 定時は9~18時(休憩1時間)

 

目次

1.残業月60時間はよくあるの?

2.残業月60時間のタイムスケジュール

3.なぜ残業月60時間になるのか?

  01.仕事が多い

  02.上司が残っていて帰りづらい

  03.アナログ作業が多い

4.残業月60時間生活でどうなった?

  01.プライベートな時間がなくなった

  02.体に不調が出た

  03.残業代で稼げた

5.転職で残業月60時間から脱出

  01.脱出した後のタイムスケジュール

  02.脱出して変わったこと

6.まとめ

 

1.残業月60時間はよくあるの?

残業月60時間は平均的な残業時間よりも多いのでしょうか?

厚生労働省が実施した「毎月勤労統計調査」の令和4年11月分の結果では、平均の残業時間は月14.4時間となっていました。

この数字と比べると、月60時間の残業は長時間労働といえるでしょう。

 

2.残業月60時間のタイムスケジュール

ある日の筆者のタイムスケジュールです。

7:00

起床、支度

8:00

家から出発

8:45

職場に到着

9:00

業務開始

18:00

定時→残業開始

21:00

業務終了、職場から出発

21:45

帰宅

22:00

夕食

22:30

風呂

23:00

現実逃避のネットサーフィン

0:00

就寝

※ピンクが家にいる時間、青が外に出ている時間

 

勤務時間が12時間(休憩含め)、移動時間が1.5時間、家で睡眠以外のことをしているのは3時間程度でした。

見ていただけばわかるように、「寝るために家に帰っている」状態でした。

早朝残業をすることもあり、さらに睡眠時間が短くなる日もありました。

毎日ギリギリで起床し、何とか仕事をこなし、疲れ果てて寝るという状況でした。

 

3.なぜ残業月60時間になるのか?

そもそもなぜ残業月60時間も働いていたのでしょうか?

3つ理由を考えました。

 

 01.仕事が多い

筆者は仕事が多くて忙しい病院を担当していました。

1つ仕事をこなしたら次の仕事が入ってくる状態で、こなすのに時間が必要でした。

そのため、全部こなそうとすると月60時間残業になっていました。

 

 02.上司が残っていて帰りづらい

同じ病院を担当している上司は、ほぼ毎日残業をしていました。

自分の仕事が片付いたとしても、上司が残っているとなんとなく帰りづらい。

気を遣って「なにかできることはありませんか?」と聞くとあれやこれやを任される。

上司に付き合って仕事をしていると、いつの間にか月60時間残業に達していました。

 

 03.アナログ作業が多い

主に病院で仕事をしているのですが、経費精算の提出や請求書の押印などの際はオフィスへ出向く必要がありました。

移動の時間もかかりますし、印刷して押印してから、承認者に確認をお願いするという手間がかかっていました。

本来の仕事に加えてこの時間も必要なため、残業の時間がさらに長くなっていました。

 

4.残業月60時間生活でどうなった?

残業月60時間のぎりぎり生活を続けて、どんな影響があったのでしょうか?

良かったところ、悪かったところ両面を考えてみました。

 

 01.プライベートな時間がなくなった

疲れ果てて家に帰って寝るだけの生活で、プライベートな時間が無くなりました。

平日家で寝る以外はの時間は3時間ほどでほぼ何もできません。

休日に関しても、疲れが抜けきらないため朝は11時まで寝て、昼食と買い出しに行けばもう夜という状況でした。

思い切ってリフレッシュ!と土日で旅行に行っても、月曜日に響かないように・・・と心配して過ごしていました。

プライベートもプライベートといえない状況でした。

 

 02.体に不調が出た

幸い大きな病気までにつながることはなかったですが、頭痛、肩こり、のどのつかえ、胸焼けなど軽い体の不調がありました。

マッサージに行ってみたり、病院に行って薬を飲んでみたりして、何とか仕事をこなしていました。

ただ、原因は残業月60時間のぎりぎり生活だったので、根本的に解決することはありませんでした。

 

 03.残業代で稼げた

これは意外なメリットでした。

残業代がきっちり出る会社だったので、社会人1~3年目だったにも関わらず比較的高い給料をもらっていました。

また、プライベートな時間があまりないため、お金を使うこともあまりありませんでした。

そのため、節約!と意識せずともお金がたまっていました。

 

5.転職で残業月60時間から脱出

残業月60時間生活を3年ほど続けていましたが、結婚を機に引っ越しするため、転職することとなりました。

引っ越し先に職場のある同業他社に転職しました。

そのおかげで、残業月60時間の生活から脱出できました。

 

 01.脱出した後のタイムスケジュール

転職後の筆者のタイムスケジュールです。

6:00 起床、支度
7:00 家から出発
8:25 職場に到着
8:30 業務開始
17:00 業務終了、職場から出発
18:30 帰宅
19:30 夕食
20:30 風呂
21:00 のんびりタイム
22:30 就寝

 

※ピンクが家にいる時間、青が外に出ている時間

 

勤務時間が7.5時間(休憩含め)、移動時間が3時間、家で睡眠以外のことをしているのは5時間程度になりました。

転職前より前倒しの生活になり、帰宅後の時間が伸びました。

少し夜更かししても時間が遅くなりすぎず、余裕を持てるようになりました。

 

 02.脱出して変わったこと

転職して生活や仕事が大きく変わりました。

 

①プライベートな時間がとれるようになった

「脱出した後のタイムスケジュール」のとおり、家での自由時間が5時間程度取れるようになりました。

朝が早くなったので早く寝るようにはしていますが、少し夜更かししても問題がないです。

平日に余裕があるので、土日も思いっきり遊べるようになりました。

 

②体の不調が軽くなった

長時間労働や上司へ配慮する必要が減り、喉のつかえはなくなりました。

転職してもパソコン業務が多いため、頭痛や解消は肩こり解消はできなかったですが、マッサージに行く頻度は減りました。

 

③移動の時間が増えたが、仕事の量は減った

移動の時間が1.5時間から3時間に倍になりました。

ですが、地域がらか仕事量は減ったため残業が不要になりました。

仕事と移動時間合計で比較すると、13.5時間から10.5時間になりました。

余裕を持った生活になりました。

 

④給料は少し減った

転職先は固定残業手当が出る会社でした。残業がなくても手当が出ます。

また、転職する際に転職エージェントを使用したため、前職の残業代を含めた額をベースに給料の交渉がでました。

そのため、給料について前職よりも少し減りましたが、満足のいく価格で仕事ができるようになりました。

 

⑤仕事がデジタルで済むようになった

転職先では、経費精算、請求書の作成などすべてデジタルで済むようになりました。

分業もされており、請求書も必要な項目まで入れればあとは担当の人が進めてくれます。

いろいろなシステムが導入されているため、入職してすぐは慣れるのが大変でしたが、慣れてしまえば問題ありません。

 

6.まとめ

残業月60時間の生活はきついです。

プライベートな時間なかったり心身に不調があったりでしんどい方は転職を考えてみるのもよいでしょう。

 

楽しく仕事ができるといいですね。