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【海外赴任、ついていく?】子供がいる家庭での家族帯同・単身赴任のメリット・デメリット

会社員夫「海外赴任になるかもしれない」

日本で家事育児仕事と急がしい日々の中、突然訪れる海外赴任の打診・・・

 

打診を断ってしまうと、そこはサラリーマン、今後の仕事に影響が出かねません。

そうなると考えるべきなのが、「海外赴任、家族もついていく?ついていかない?」問題です。

本記事では、子供がいる家庭における夫の海外赴任について、家族帯同、単身赴任両ケースのメリット・デメリットについて、解説します。

 

※本記事では夫が海外赴任するケースを想定しています。

 

目次

1.海外赴任とは

2.家族帯同、単身赴任とは

  01.家族帯同とは

  02.単身赴任とは

3.子供がいる家庭、海外赴任で家族帯同するメリット

  01.家族で一緒に暮らせる

  02.外国語が学べる

  03.金銭的余裕が生まれる

4.子供がいる家庭、海外赴任で家族帯同するデメリット

  01.慣れない生活でストレスが多い

  02.配偶者のキャリアが途絶える

  03.子供の学校の検討や対応が必要

5.子供がいる家庭、海外赴任で単身赴任するメリット

  01.配偶者と子供の生活が変わらない

  02.赴任者は家族に縛られることがない

6.海外赴任で単身赴任するデメリット

  01.離れ離れになった家族のメンタルケアが必要

  02.配偶者がワンオペ育児をすることになる

  03.赴任者の体調管理がおろそかになる

7.まとめ

 

1.海外赴任とは

ふ‐にん【赴任】

[名](スル)任地におもむくこと。「単身で―する」

(出典:デジタル大辞泉小学館))

これより、「海外赴任」は「海外の任地におもむくこと」を意味します。

本記事では「日本の企業の会社員が、海外の支店などで一定期間業務を行うこと」を指します。

 

2.家族帯同、単身赴任とは

 01.家族帯同とは

たい‐どう【帯同】

[名](スル)一緒に連れていくこと。

出典:デジタル大辞泉小学館

これより、「家族を一緒に連れていくこと」を意味します。

本記事では「海外赴任に会社員1人だけでなく家族もついていくこと」を指します。

 

 02.単身赴任とは

たんしん‐ふにん【単身赴任】

[名](スル)所帯持ちが、家族を置いて一人で任地におもむくこと。

出典:デジタル大辞泉小学館

こちらは単語ごと出てきました。意味は文字の通りです。

本記事では「海外赴任に会社員1人だけで行き、家族は日本に残ること」を指します。

 

3.子供がいる家庭、海外赴任で家族帯同するメリット

 01.家族で一緒に暮らせる

家族が同じ家で一緒に暮らせることが家族帯同の1番のメリットです。

また、慣れない海外での生活、家族で一緒に暮らせることは安心につながります。

何もかもが日本とは違う中、唯一変わらない「家族」が一緒にいることでお互い精神的なサポートにもなります。

さらに、子供の成長を身近で見られることも良い点です。

赴任先や会社にもよりますが、家族の時間を大切にすることが根付いている地域もあります。

日本での生活よりも家族の時間が増えることもあるかもしれません。

 

 02.外国語が学べる

学校で学ぶより、ネイティブで生きた外国語を学ぶことができます。

現地の人たちと日常会話をすることで、「伝わる外国語」を習得できるようになります。

子供も日常的に外国語に触れられるため、使いこなせるようになる可能性もあります。

また、帰国後も外国語への抵抗感は少なく、習得しやすくなるでしょう。

 

 03.金銭的余裕が生まれる

海外赴任手当などがつくため給料が上がり、金銭的に余裕が生まれます。

また、家族が1か所で生活しているため、単身赴任で2か所に拠点がある場合よりも生活費が少なくてすみます。

会社の規定にもよりますが、住宅費や教育費などを負担してくれるケースもあるため、

日本で生活しているより余裕がある生活ができる可能性もあります。

 

4.子供がいる家庭、海外赴任で家族帯同するデメリット

 01.慣れない生活でストレスが多い

海外での生活は日本での生活とは全く異なります。

言葉、食文化、気候などが違うのはもちろん、日本以上に治安など安全面への配慮が必要になります。

そのため、日本での生活よりもストレスを感じることが多くなる可能性があります。

ストレスによって喧嘩が多くなったり、メンタルを病んだりすることも少なくないでしょう。

 

 02.配偶者のキャリアが途絶える

配偶者が日本で仕事をしている場合、海外赴任へ帯同する際に退職することが多いでしょう。

また、数年単位での赴任となると無職の期間が長くなり、帰国後の再就職も厳しくなります。

そのため、配偶者が今まで築いてきたキャリアが途絶えてしまいます。

ビザの関係で赴任先で働くことも難しいため、今まで仕事をしてきた人にとって大きな悩みになるでしょう。

 

 03.子供の学校の検討や対応が必要

赴任先の学校の検討および日本の学校の対応が必要になります。

赴任先の学校について、まず日本人学校が選択肢にあがりますが、地域によれば日本人学校がないこともあります。

その場合、インターナショナルスクールや現地の学校に通うことになります。

日本で通っている学校についても、休学などの手続きが必要になります。

子供にとっては慣れ親しんだ学校や友達と離れて、まったく異なる環境で0からのスタートとなるため不安も大きいでしょう。

 

5.子供がいる家庭、海外赴任で単身赴任するメリット

 01.配偶者と子供の生活が変わらない

単身赴任の場合、配偶者が仕事を辞める必要もないですし、子供が学校を変える必要もありません。

治安を気にして生活する必要もありません。

また、夫がいないにしても、海外にいるよりも親や友達など頼れる人に会いやすいためメンタル的にも安定するでしょう。

 

 02.赴任者は家族に縛られることがない

家族が近くにいないため、赴任者は自由に生活ができます。

独身時代のように仕事に没頭することもできますし、休日は自由に遊びまわることも可能です。

 

6.海外赴任で単身赴任するデメリット

 01.離れ離れになった家族のメンタルケアが必要

お互いに「さみしい」と思うことがあるでしょう。

赴任者は自由な反面、1人で孤独を感じることが多いです。

配偶者も気が張り詰めているため辛く感じることもあります。

パパっ子の場合、単身赴任で会えないことがストレスになり、子供のメンタルに影響することもあるでしょう。

ケアするのは配偶者の役目になるので、不調が続くと配偶者へも負担がかかります。

 

 02.配偶者がワンオペ育児をすることになる

子供が小さく手がかかる間に単身赴任になると、配偶者がワンオペ育児をすることになります。

配偶者にとって1人で子供のことを見ないといけないとプレッシャーになるでしょう。

特に子供の体調不良が続くと、仕事も休まなければならない、子供もぐずぐずで精神的に弱ります。

 

 03.赴任者の体調管理がおろそかになる

日本の生活で食事担当は配偶者というのが多いのではないでしょうか。

単身赴任になると自由な生活になる分、食事を抜いたり食べ過ぎたりと、食生活が乱れる可能性があります。

そのため、体調管理がおろそかになります。

 

7.まとめ

今は便利な時代なので、通信環境さえあればどこでもLINE電話でやりとりもできます。

また、ファミリーサポートなど地域の頼れる機関もあります。

海外でも同様に便利なサービスもあるかもしれないので、検討するのもよいですね。

 

子供がいる家庭で海外赴任に家族帯同するか、単身赴任にするか。

難しい問題ですが、家族で話し合い、納得のいく選択ができるといいですね。